三遠南信美味しいもの見～つけ！

みむろ　白玉屋榮壽本店（奈良県桜井市）

今回は、名物「みむろ」で名を馳せている白玉屋榮壽さんを訪ねることに！「みむろ」と言われてもピ～ンと来ないかも知れませんが、早い話が「最中」なんです。

このお店、三輪明神の巨大な鳥居の横に店を構えていると言うことでしたが・・・？桜井市三輪近くまで来ると大鳥居なので遠くからも目印になります。店は、すぐに分かりました。鳥居は、遙か下から見上げるような大きさで迫力に圧倒されます。スゲッ～！

駐車場は、かなりの車が止められるように広めに取ってあります。建物は、老舗をかもし出すようなデザインになっています。店の中に入ってみると、売ってるのは「みむろ」の最中のみ。隣には小さなカフェがあります。　

名物「みむろ」は弘化年間（1844～1848）に初代白玉屋榮壽が創めたもので以来170余年の間一子相伝にて受け継がれた製法で作られており、現当主で7代目とのことです。

小型８個入り（850円）を購入。(３１ｇ、５ｃｍ四方。賞味期限約1週間）　

最中の餡は粒あんですが、ほとんどこし餡に近く少し粒が残っています。非常にまろやかで上品な甘さです。さすがに丹波大納言を使ってるだけのことはありますかね。あんこの美味しさは格別です。パリっとしていましたがしっとり感もあり皮種もまた美味しく仕上がっていました。この最中、今まで食べた最中の中でも結構美味しくいただきました。　

　この最中に「みむろ」と命づけましたのは本舗の守護神三輪明神大神神社（おおみわ）の御神体山三諸山に因んだものです。畿内の人々に大和上街道の宿場街の銘菓として大納言小豆の風味と日持ちの良さが受け、さらに明治この方の交通・通信の発展に伴い広く全国に知られるようになったんです。

お店の近くにある大神神社（おおみわ）にお参りしようとしましたが、駐車場が満杯なので諦めることに！まあいっか・・・！

白玉屋榮壽本店（しらたまやえいじゅ）

住所：奈良県桜井市三輪660-1

Ｔel：0744-43-3668

交通手段

JR桜井線「三輪駅」から徒歩8分

近鉄大阪線、JR桜井線「桜井駅」北口から奈良交通バス（天理駅行）で6分「三輪明神参道口」停留所下車すぐ

三輪駅から522m

営業時間：8:00～19:00 (茶寮 10:00～18:00)

定休日：月曜 (祝日の場合は翌日)・第3火曜 (毎月1日は営業)

席数：30席

駐車場：有15台

ホームページ：http://www.begin.or.jp/mimuro/

オープン日：1844年

饅頭の社「林神社（りんじんじゃ）」（奈良市）

　奈良市の漢国神社境内には、室町時代のはじめに中国から渡来し、わが国に初めて饅頭(まんじゅう)を伝えた林浄因(りんじょういん)を祀る林神社があります。

　和菓子ファンなら一度は訪ねてみたい場所かなあ？ホテルから歩いて行けそうな距離なので早朝散歩を兼ねて漢国神社に向けてＧＯ（午前６時前）！！早朝は、気持ちが良いですね！

　近鉄奈良駅西側よりのやすらぎの道を南へ５０ｍ位進んだところに漢国神社の鳥居がありましたよ。鳥居の左側には「饅頭の祖神・林神社」の銘板が、右側には、漢国神社の銘板が・・・。鳥居の正面が漢国神社の門のようでした。

　　　　　　　　　　　漢国神社鳥居

　門が閉まっていたので、他に入り口があるのか辺りをキョロキョロして見るが・・・？諦めて帰ろうとした時に、人が現れ門を開けたのです。毎日６時に開門するようでした。ヤレヤレ！

　早速境内の中を見させて頂きました。林神社は、漢国神社の右手奥に鎮座していますが、とても小さい作りになっています。でもさすが饅頭祖神だけあって狛犬の代わりに饅頭を型どったものが左右に設置されていました。アハッ！

林神社

　あと、巨石を伏せた饅頭塚も有りました。

　　　　　　　「後村上天皇に饅頭を献上するといたくお気に入り、林浄因は宮女を賜ったとされています。その結婚式に紅白の饅頭を各所に配り、子孫繁栄を願いその一組を埋めたとされるのがこの「饅頭塚」とされています。　

　漢国神社境内の林神社（りんじんじゃ）は、日本唯一の饅頭の神社。貞和5年（1349年）に中国から来日し、漢国神社社頭に住居して日本初となる饅頭を作ったという、饅頭の祖・林浄因が祀られていることが名前の由来。1978年（昭和53年）に菓祖神の田道間守を合祀し、饅頭・菓子の祖神の神社として関係業界の信仰を集めています。

　林浄因の命日である4月19日には、菓業界の繁栄を祈願する例祭「饅頭まつり」が行われ、全国各地の菓子業者が神前に自家製の銘菓を献上するほか、一般参拝者向けにも無料で饅頭と抹茶がふるまわれます。

　林淨因は暮らしの居を奈良に構え、お饅頭を作って売り出しました。その後、饅頭屋は、林淨因の子孫が受け継ぎ、奈良・林家と京都・林家に別れて営業することになりますが、後に京都・林家だけになりました。応仁の乱後、店名を「塩瀬」と改め今に受け継がれています。」（塩瀬総本家：東京）

林神社（漢國神社内）

住所：奈良市漢國町二番地

電話：0742-22-0612

FAX：0742-22-0948

交通：近鉄奈良駅より50ｍ

　　ＪＲ奈良駅より500m

開門：午前６時頃　　

きな粉だんご　だんご庄本店（奈良県橿原市）

　奈良和菓子巡りで長谷寺から中将堂本舗（葛城市）に向かう途中に、人気なだんご屋さん（だんご庄　本店）が有ることを知り通り道なので寄ってみました。

だんごは、出来たてをその場で食べるのがＢＥＳＴ。どんな味なのか分かりませんでしたので、イートインでとりあえず２本分注文。待っている間もお客さんの出入りが多く、皆さん１０本！２０本！それ以上と買い求めていました。

運ばれてきただんごを早速いただきました。１串に５個のだんごが刺さった小ぶりのだんごにきな粉を絡めたバージョン！

普段食べ慣れてる甘醤油ダレではないんです。フムフム・・・。きな粉バージョンいけますねえ。きな粉は甘くて、だんごは柔らかいのですが、やさしい感じの甘さになっています。だんごの食感もよく、いりたてのきな粉とよく合い後味もよくＧｏｏｄでした。５本ぐらい注文すれば良かったと後で後悔！！日持ちがしないので遠方へのお土産には無理ですよね。仕方ない！！！！　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　値段は1本７０円（税込）

だんご庄も135余年以上の歴史のある老舗になるようです。製法は昔と変わらず、上質の米粉・最上質のきな粉・特製のハチミツを使用し、1本1本手作りなんです。カウンター越しには、店員さん達が小さいだんごを丸め串に刺している様子が見られます。

　だんご庄本店　

住所：奈良県橿原市東坊城町860

Ｔel：0744-27-4340

交通手段：近鉄南大阪線坊城駅から徒歩すぐ

坊城駅から156m

営業時間：8:30～17:00（売り切れ次第閉店）

定休日：火曜日　第１水曜日

席数：8席

駐車場：有

ホームページ：http://dango.kir.jp/index.html

オープン日：1878年

くさ餅　総本家寿屋（奈良県桜井市）

長谷寺名物「くさ餅」を買う前に、長谷寺の参拝に！！この寺の参拝は初めてなんです。牡丹の花が咲く頃が良かったんですけど。確かこのお寺の別名は「ぼたん寺」でしたよね。

お寺もゆっくり見て回ったところで、次は「くさ餅」を求めて初瀬参詣道を散策。すぐにくさ餅屋さんが見つかりましたが本日休業。

昼食処を探しながら歩いていると二つ目のくさ餅屋さんが・・・・。

「総本家寿屋」さんです。この店で、「くさ餅」をＧｅｔすることに！！

生よもぎ餅も焼きよもぎ餅も全く同じもので、焼いているかいないかの違いだけのようです。焼きよもぎ餅の方が美味いかなと思い・・・。

焼きよもぎ餅３個と生よもぎ餅２個の５個入り詰め合わせをお買い求め！！５００円でした。1個１００円なんですね。

焼きよもぎ餅は、まだ温かく食事処で食べ比べることに！！

生よもぎ餅はもっちり！お餅の味わいが深いようないきなり美味しいという感じではありません。噛めば噛むほど、よもぎの味が感じられ餡の優しい甘さがお餅と相まっていいですよね。　

焼きよもぎ餅の方は香りが高く、焼き目の香ばしさがいいですね。暖かい分、甘みも生のものより引き立っています。やっぱりこっちの方が好きです。

初瀬名物の草餅を手作りする老舗「総本家　寿屋」は、60年も続いているようで作り方も変わっていないとのこと。

地元で手摘みされた「よもぎ」だけを使い、その日に作ったものが、売り切れると閉店に！無添加だけに日持ちはしませんが、自然の味が味わえる一品だと思います。　　　　　　

　総本家寿屋（ソウホンケコトブキヤ）

住所：奈良県桜井市大字初瀬755　

Tel：0744-47-7249

交通手段：近鉄長谷寺駅から歩いて２０分

長谷寺駅から771m

営業時間：9:00～17:00

定休日：不定休

ホームページ

 http://www.nihon-kankou.or.jp/nara/detail/29206ga3550085252

一口ういろ　雀おどり總本店（名古屋栄）

　ういろうで有名なのは、小田原、山口そして名古屋ですね。ここ名古屋では、ういろうの店が結構ありますが、どうも大手のういろう専門店のものは今一のように感じられます。

以前から店を横目で通り過ぎていたういろうの老舗「雀おどり總本店」に初訪問。大津通りの松坂屋本店南館の向かえに店はあります。

この店は、江戸時代末期の安政三年（1856年）にはじまり、現在7代目のようです。

こちらのお店は甘味処でもあり、ういろやわらび餅、あんみつ・ぜんざいが自慢の街の菓子屋さんです。

店の入り口右側には、ういろや生菓子が並べられています。その奥には甘味が頂けるテーブル席があり、やや薄暗く落ち着いた雰囲気の店内になっています。

折角なので、まずは席に座って「ぜんざい」を注文！ぜんざいはあっさりした甘さで小豆の旨味も楽しめ、安心して美味しさを味わうことができました。ごちそうさまＧＯＯＤ！！！

　　　　　　　　　　　　　　　　栗ぜんざい　８００円

　この店に来たからには、「ういろ」です。

購入したのは、「一口ういろ　5個入り」（￥432）を２セット！

5種類の一口ういろが1個ずつ入ったセットです。（１個５７～５８ｇ）

　　　　　　　　ういろは、個包装になっており食べやすくなっています。　

どれももっちりとした食感で、噛んでいると快い甘さが口の中に拡がり、個々の風味も控えめにジワ～ッと拡がってきます。どれも裏切らない美味しさで、心地よく頂くことができました。「ういろは美味しいんだ」という気持ちにもさせていただきました。

・白ういろ

　　米本来の味をそのままに自然な甘さの素朴な味。一番のスタンダード。

・黒ういろ

　　沖縄産の黒砂糖を使用した伝統の味。

・桜ういろ

　　桜の花の塩漬けを細かくすり混ぜた綺麗な桜色のういろ。

・小豆ういろ

　　十勝産の小豆を粒餡に炊き上げ合わせたういろで、小豆の味が活きてと　　　　　

　　ても美味しい。どれも美味しいのですが私的にお薦めです。

・栗抹茶ういろ

　　地元西尾産の抹茶味のういろと白ういろが二層になったものの中に、栗　　　　

　　がまるごと一個入った一品。

　会計の際には「一口ういろ」を１個いただきました。嬉しいサービスですね。

雀おどり總本店（すずめおどりそうほんてん）

住所：愛知県名古屋市中区栄3-27-15

Ｔel：052-241-1192

交通手段：地下鉄「矢場町」駅から徒歩３分

矢場町駅から220m

営業時間：10:30～19:00

定休日：無休

駐車場：無

栗蒸羊かん　　巌邑堂袖紫ヶ森店（静岡県浜松市）

秋の味覚の代表と言えば柿と栗ですが、栗蒸し羊羹の美味しいところが浜松市にあるとのことで出かけてみることに！！厳邑堂は、浜松駅の近くにあるのですが、現在店舗改装中でお休みになっています。そこで今年１月にＯＰＥＮした巌邑堂袖紫ヶ森店に！

この厳邑堂さんは、「どらやき」で有名なんですけど、秋の栗蒸羊かんもすごく人気があるようです。確実にＧＥＴできるように予約をして出かけました。

ショーケースには、上生菓子やどらやきが並べられていました。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　上生菓子　1個302円

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　どら焼き

会計の折に、栗蒸羊かんが何時頃には売り切れてしまうのか尋ねてみると、「土・日は売り切れてる時間もありますが、すぐに補充できるように心がけてみえるようです。」それと「販売当初から半月くらいは、商品不足もあったようです。」

　　栗蒸羊かん（21,5cm×3,7cm×2,8cm：283g）１本1296円（税込）

早速、家で栗蒸羊かんを味わうことに！！やや細身ですねえ・・・。この羊羹ややしっとり感がなく、栗は干し栗のようでほっこり感が無いようにも感じましたが・・・・？味は、普通ですかね。これが人気の栗蒸羊かん？また、小麦粉の量が多いようにも？（ごめんなさいね。私的な感想です。）

人によっては、「これが美味しいんだよ」って言う人もいるかと思いますが・・・？私の理想の美味しさとの感覚の違いかな・・・？

以前食べた「どらやき」は美味しかったですよ。

巌邑堂は明治４年（1868年）に浜松に創業したお店。

「明治４年の廃藩置県を機に士分を捨てた旧巌邑（岐阜県岩村町）藩士が浜松の地に移り創業しました。」厳邑堂の屋号はこの藩の名に由来するものです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（Ｗｅｂより）

　巌邑堂袖紫ヶ森店（がんゆうどう　そでしがもりてん） 　

住所：静岡県浜松市東区神立町字袖紫ヶ森136-10

Ｔel：053-545-3232

交通手段：助信駅から1,398m

営業時間：9:00～18:30

定休日：毎週水曜

駐車場：有

ホームページ

 http://www.ganyuudou.com/

公式アカウント

 https://www.facebook.com/巌邑堂-420958464714339/

オープン日：2017年1月28日

切り落としバウム　ヤタローアウトレットストア工場直売店（浜松市）

しっとりずっしりな二十四層で有名な治一郎のバウムクーヘンの切り落としが買えることで人気なヤタローアウトレットストア！店内に入ると沢山の陳列商品。各種のパンやサンドウイッチ、野菜、お弁当などがロープライスで販売されています。ちょっとしたディスカウントストアとでも言いましょうか。

治一郎のバウムは、高さ：約4cm、直径：約14.5cmで2000円超えですが、同じ大きさの治一郎の切り落としバウムが300～ 400円で買えるんだって！１／５位ですかね。店のディスプレーには、１ｇ＝１円と書かれています。

ヤタローアウトレットストアは、工場に併設している店舗なんです。前回は、１１時頃にヤタローアウトレットに行きましたが、「切り落としバウムＪ」が有りませんでした。仕方なく普通の切り落としバウムを２つと栗のバウムを購入。

「切り落としバウムＪ」とは、情報によると治一郎のバウムクーヘンの切り落としの「Ｊ」のようです。

後日、平日でしたがリベンジで８時３０分からの整理券を求めて、用事ついでに出かけました。整理券は８時３０分から９時まで配られるようです。開店は９時３０分！！

私の番号は８時３０分の時点で２番目でした。よっしゃ！これで治一郎の切り落としバウムがＧＥＴできるぞ！！ちなみに、９時３０分の時点で店先のＢＯＸの中に１４番の整理券が有りました。

いよいよお店が開店。早速バウムの陳列されている所へ行き、「切り落としバウムＪ」を探しましたがそれらしきものが無く、普通のバウムは山積み状態でした。うそでしょ～～う！！！！！！！！！

仕方なく普通のバウムと何が良いのか分からないので地元の方と思しき客が買うものをチョイスすることに。どれもこれもカロリーが高いものばかりなので品数を少なめにして、５００円程の買い物となりました。

それにしても、治一郎の切り落としバウムは、無いのかなあ・・・？リサーチしてみると、「治一郎の切り落としバウム」には値札の所に「Ｊ」と書かれているようです。でも今は「Ｊ」の印は付けていないようなことを店員が言ってるようですし？（一体、どれが本当なの・・？）私が出向いた日に丁度品物がなかったのかなあ・・？

２日程後のこと、相棒が職場にお土産として正規の「治一郎のバウム」を頂いたとのこと。

食べてみると、「普通のバウム（ヤタロー）の方が生地がよりしっとりしていて美味しかったよ。私はこっちの方が好きだよ。」だって！

あはははは～！

ヤタローアウトレットストア工場直売店

住所：静岡県浜松市東区丸塚町169

Ｔel ：053-463-8577

交通手段

ＪＲ東海　東海道線　天竜川駅

遠州鉄道　助信駅

天竜川駅から1,890m

営業時間：9:30～18:00

定休日：無休

駐車場：有

ホームページ：http://www.yataro.com/

染飯弁当　　喜久屋（静岡県藤枝市）

旧東海道の宿場や立場（宿場と宿場の間に休憩場所として設けられたもの）には、現在も受け継がれている和菓子や食べ物が多くあります。今回は、「瀬戸の染飯（そめいい）」を求めて藤枝市の弁当・仕出し・お寿司「喜久屋」さんへ！！

でも、喜久屋さんでは染飯弁当は前日要予約のようです。だめ元で出かけることにしましたが・・・。Ｗｅｂで調べると、新東名の藤枝ＰＡ上り線で購入した人がいる情報を得たので寄ってみました。ＡＭ１０：３０頃でしたか？売店に２個だけ染飯弁当が有りましたので早速ＧＥＴ！！

喜久屋さんに行っても余分に作った染飯が有るかどうか分かりませんからね。これで一安心！！昼食を兼ねて道の駅　玉露の里で頂くことに！！

　さてこの「瀬戸の染飯」ですが、現在の「染飯」は梔子（くちなし）で黄色く染めた三角おむすびの強飯（こわいい）で、梔子の香りはほとんどしませんが、塩の加減も良く想像していたよりも美味しく頂けました。さすがに弁当屋さん、おかずの味付けもＮＩＣＥ！！藤枝まで来た甲斐がありました。ご馳走様でした。

染飯弁当　税込810円

「喜久屋」さんの店頭では、700円税込みのようです。

当時は強飯を梔子の実で染めた染飯を摺りつぶし、小判の形などに薄く延ばして干して乾かし、柏の葉に包んで売られていたとか。染飯の黄色と柏の葉の青、その美しいコントラストに西国行脚道中の小林一茶は「染飯や我々しきが青柏」と一句詠んだようです。

この後、藤枝の和菓子巡りをしましたが、途中の藤枝駅前で「喜久屋」さんを見つけました。

折角なので、　瀬戸の立場があった辺りに「千貫堤・瀬戸染飯伝承館（せんがんづつみ・せとそめいいでんしょうかん）」がありますので寄ってみました。伝承館については、後日ＵＰします。はい！イメージ 8

喜久屋

TEL・予約：054-641-0668

住所：静岡県藤枝市駅前1-6-19

交通手段：JR藤枝駅より徒歩3分

藤枝駅から176m

営業時間：8:00〜19:00

定休日：火曜、または水曜

駐車場：有　

千貫堤・瀬戸染飯伝承館（静岡県藤枝市）

東海道に面した上青島村瀬戸町（現在の藤枝市上青島付近）の茶屋で戦国時代から売られ、東海道の名物として広く知られてきた「染飯（そめいい）」や、江戸時代初期に大井川の氾濫から田中藩領の村々を守るために築かれた堤防である史跡「千貫堤（せんがんづつみ）」を中心に瀬戸周辺史跡に関する、展示や地元保存会メンバーによる解説を行っています。

瀬戸の染飯

「瀬戸の染飯」の瀬戸は現在の藤枝市の内瀬戸（うちせと）から上青島（かみあおじま）辺りで、東海道藤枝宿から島田宿へ向かうちょうど中間あたりとされています。江戸時代中期まで瀬戸は東海道の立場（たてば：宿場と宿場の間に休憩場所として設けられたもの）でした。この地域では昔から糯米を蒸した強飯（こわいい）を梔子（くちなし）の実で黄色く染めた染飯を晴れの日に食べていました。梔子は消炎・解熱・鎮痛・利尿などの薬効があるとされ、東海道を行き交う旅人にとって疲労回復の食べ物として評判が良かったようです。

「瀬戸の染飯」は戦国時代くらいから東海道沿いの茶店で売られ始めたとされていて、1553年（天文22年）の紀行文「参詣道中日記」や1596～1615年（慶長年間）の「信長公記」にもその名が記されています。また十返舎一九の「東海道中膝栗毛」にも「焼き物の名にあう瀬戸の名物は　さてこそ米も染め付けにして」と紹介されています。

　当時は強飯を梔子の実で染めた染飯を摺りつぶし、小判の形などに薄く延ばして干して乾かし、柏の葉に包んで売られていたようです。染飯の黄色と柏の葉の青、その美しいコントラストに西国行脚の道中の小林一茶は「染飯や我々しきが青柏」と一句詠んだとか。

クチナシは梅雨どきに大型で純白の6弁花を咲かせて強い香りを漂わせ、秋には橙赤色の果実をつけます。この果実は黄色の染料として利用され、また漢方では山梔子（さんしし）として用いられていますが、熟しても裂開しません。つまり口が開かないことから「クチナシ」の和名がつけられたとされています。

千貫堤・瀬戸染飯伝承館の垣根には梔子がびっしりと植えられており、実がつき始めていました。

千貫堤

千貫堤は、この地域は度々の大洪水で甚大な被害を蒙ったため、江戸時代の寛永12年(1635年)に田中城主の水野監物忠善(みずのけんもつただよし)が、大井川の洪水から領内を守る為に築いた堤防です。堤の規模は全長500mを超え、幅32m、高さ3,6m程だったと推定されます。堤防建設には、千貫(一貫は1000文)の費用がかかったことから、千貫堤の名称が付けられたと伝えられています。

この千貫堤も、明治以降の東海道線の敷設や田畑開墾、戦後の住宅化によってその大部分が姿を消し、現在では東海道線のすぐ北側に長さ６５ｍ・幅約３０ｍが残されているだけになりました。

　　　　いまはない瀬戸山から南方の岩城山（左）藤五郎山（右）を望む。

　　　　　 中央に見えるのが千貫堤（昭和41年）「リーフレットより」

千貫堤・瀬戸染飯伝承館

〒426-0035　静岡県藤枝市下青島1006-3

電話：054-646-0050

開館時間：火曜日～日曜日午前9時～午後4時

11月～3月

火曜日～金曜日午前10時～午後3時

土曜日・日曜日・祝日午前9時30分～午後3時

休館日：月曜日（祝日の場合はその翌日）、年末年始（12月28日～1月4日）

入館料：無料

駐車場：瀬戸公民館（20台）徒歩5分

黄金まんじゅう　シラハタ製菓（静岡県藤枝市）

藤枝市で大判焼きが人気の「シラハタ製菓」さん。店には、中学生・ファミリーなど幅広い年齢層の人たちが頻繁に訪れていました。あまり期待はしていなかったんですが、このお店への期待感も膨らみます。良いかも・・？

駐車場は店の前に７台程停められるスペースが有ります。店の入り口には、「黄金まんじゅう」の看板やのぼりが目立っていました。

入るとすぐにカウンター。その上にショーケース、右上の壁には大きなお品書きがきがあり、そこで注文します。

この店の看板商品は、大判焼きではなく「黄金まんじゅう」と言うんですね。

店の奥には４テーブルと１２脚程の椅子が用意されていて、そこで食べることもできるようです。アイスの販売もしていました。

この店は、変わり種の大判焼き（黄金まんじゅう）を含め１３種類もあります。黄金まんじゅうは1個1個包装されています。焼きたてではありませんが、ショーケースの中で保温してあるのでホカホカです。これだけ種類があるとどれが美味しいのか悩みます。

　　　　　　　　　黄金まんじゅうは、すべて１個130円です。

　定番のあんこ、白あん、マロン、クリーム、チョコレートは一般にありそうな大判焼きですが、こちらはマヨネーズコーン、ピザチーズ、ミートソースなどの総菜が入った大判焼きがあります。総菜系の大判焼きって美味しいの・・・？？？

　ショーケースの中で少ないもの、前のお客さんがチョイスしたものなどを考慮して、定番のあんこ、マヨネーズコーン、ピザチーズ、エビチリソースを注文。暖かいうちにイートインスペースで頂くことに！！

　　　　　　　　　　　　　　　　 マヨネーズコーン

　　　ピザチーズ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　あんこ　

　えびチリ

　この黄金まんじゅうは、皮がほんのり甘くホットケーキの様なのに、どの種類も思っていた以上に具と生地との味のバランスが良く、ビックリしました。数個食べても飽きが来ないように甘さや塩分等は控えめでやさしい味です。生地に一工夫されているようですね。気に入りました。やっぱり地元の人たちが足を運ぶのが分かります。人気があるはずです。はい！　

お土産に『ポテトウインナー』と『マヨネーズコーン』を購入。　

冷めてもフカフカですが、おまんじゅうはアツアツが一番！！

冷めてしまったら・・・

　　　　　　　電子レンジで３０～４０秒加熱して、オーブンで３分程焼けば、出来たての食感が楽しめます。

おじちゃん、おばちゃん達がせっせせっせと仕事をこなしていました。体に気をつけて、皆さんに愛される「黄金まんじゅう」を作り続けて下さい。ご馳走様でした。

シラハタ製菓（大判焼き）

住所:静岡県藤枝市高柳1595-5　

Tel：054-635-5589

交通手段

藤枝駅から徒歩20分

藤枝駅から1,600m

営業時間:10:00～19:00

定休日:火曜日

豆腐かすてら　かし善（静岡県藤枝市）

玉露の味を確かめたくて「お茶の香ロード2017秋」を藤枝市茶町周辺で11月3～5日まで開催していましたので寄ってみました。

街中の民家や工場にアート作品の展示やお茶席、音楽、ポスターセッション等お茶の町を盛り上げるイベントです。

上伝馬商店街まで足を伸ばすと２００ｍ程の間に紅家菓子店、おたけせんべい、かし善、おきせ金つば本舗の和菓子屋さんが店を連ねています。　

今回は、東海道五十三次の22番宿場　藤枝の上伝馬商店街にある「豆腐かすてら」の店「かし善」さんです。創業90余年だそうです。

～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～

豆腐かすてら　

美容と健康に最適な、濃厚で甘みのある豆乳をたっぷり使ったヘルシーな豆腐かすてらが人気の店です！豆腐懐石料理店の料理長さんの依頼で、お菓子とコラボしたヘルシーかすてらは、美容と健康をモットーに豆乳の甘さを生かした、体に優しいかすてらです。

　豆乳を使うのでカロリーは普通のカステラの半分くらいでヘルシーなのです。そして、

しっとり＆もっちりとした独特の食感が楽しめます。　

冷やしてアイスクリームとサンドして食べても美味しく召し上がれます。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（Ｗｅｂより）

～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～

店内には、みたらし団子、道中最中、みそまんじゅう、干し柿を使った上品な藤八柿などの和菓子も見受けられました。

「豆腐かすてら」は、プレーンと茶の２種類あり1本650円です。　　

今回は、人気の「豆腐かすてら（650円）」と一緒に好みの「みそまんじゅう（5個入り450円）」を購入。

「豆腐かすてら」は、豆乳が使われているカステラですが、豆乳の味は良く分かりませんでした。普通のカステラよりはあっさりした感じのようでしたが、程よい砂糖の甘味がより美味しさを引き立てているように感じられます。

断面は普通のカステラより白い感じです。名前はカステラですが見た目や食感がシフォンケーキやスポンジケーキのようにも感じます。また、生地の密度が濃い感じでしっとり・もっちりとした食感が・・・。想像していたより美味しく頂きました。

みそまんじゅうは、饅頭の生地を親指と人差し指とで横から摘んだような形になっていますね。この形から「船橋舎織江（静岡市清水区）」の指饅頭が思いだされました。みそまんじゅうは、こし餡で本当にみそが入っているような味が感じられましたが？醤油？味噌？

久しぶりにみそまんじゅうの味を堪能できました。ご馳走様でした。

　かし善

住所：静岡県藤枝市藤枝4-2-4

Tel：054-641-0924

交通手段

藤枝駅から2,288m

営業時間：9:30～20:00

定休日:火曜日

駐車場:8台（無料）　

ホームページ

http://www.fujieda.or.jp/fy83201/index.html

五色金つばお喜せ金つば本舗（静岡県藤枝市）

藤枝宿上伝馬で大正時代にオープンした創業80年を超える藤枝の老舗。「お喜せ金つば本舗」の逸品は「五色金つば」。もちろん金つばだけでなく、さけまんじゅうや各種の和菓子を販売しています。店頭には「藤枝名物　おきせの五色金つば」の看板が出ています。

五色金つばは、5種類の金つばがありをパックにして販売してました。内容は、プレーン・草・お茶・藤・栗の５種類ですべてつぶあん仕様です。

金つばは見分けがしやすいようにそれぞれ色のついた和紙の袋に入っていますが、焼きたての金つばではありません。時間がたっても固くはならない金つばです。

おせき金つば（５つ入650円）

店の奥には「喫茶おきせ」があり、営業中の看板が掛かっていましたが・・・？喫茶としての営業をしているのかどうかは・・？

各々の「きんつば」には特色がありますが・・・？

一番人気の「プレーンな金つば」は、しっとりとした粒餡ではなく、軽くまとまっている粒餡です。皮の味と相まって美味しく頂きました。このきんつば、「北海道産」の小豆を使用されているとのことです。

「草きんつば」はよもぎの香りが高く、５種類の中では一番のＧＯＯＤでした。食べてみても、ヨモギの香りが口の中にしっかり広がります。

「栗きんつば」は栗の粒が入っておりますが、栗の香りが分かりませんでした。餡自体は他の金つばと同じです。砕いた栗が混ざっていますが、若干量が少ないのかな？

「藤きんつば」は、薄っすら藤色をした金つばです。藤パウダーを使っているようですが、食べてみても藤の香りが良く分かりませんでした。

「茶きんつば」は、あまりお茶っぽさが出てないかな？お茶の味を出すのも大変かな？

きんつば「つば」とは、日本刀の鍔のことを指しており、江戸時代当初は現在のような四角形のような形ではなく、「おせき金つば」のように円形をしていたんですよね。はい！　

　お喜せ金つば本舗（おきせ）　

住所：静岡県藤枝市藤枝4-2-8

Tel:054-641-0379

交通手段

藤枝駅から2,344m

営業時間：9:30～21:00

定休日：なし　（特定日をのぞく）

栗蒸し羊羹　若松屋製菓（愛知県北設楽郡東栄町）

ひょんなことから今回、東栄フェスティバルを見に行くことに！ここは、愛知県北設楽郡東栄町。チエンソーアートと花祭りの里で売り出している町です。

折角なので、和菓子屋も訪ねることに！どうも北設楽郡には和菓子屋さんが東栄町に１店舗しかないようです。唯一の和菓子屋さん「若松屋」さん。どうもこの時期「栗蒸し羊羹」が人気の店のようです。他に春は「いちご羽二重」が一押しとのこと。

東栄町で約70年続く、老舗の和菓子屋さん「若松屋製菓」。東栄町役場から東に行った商店街の中にお店があります。

　店頭には、三代目の店主が伝統の味を守りこだわりをもった和菓子や洋菓子などが並んでいます。予約をすればデコレーションケーキも販売ＯＫとのことです。

和菓子に使う餡は、豆から丁寧に炊きあげているので「豆の風味を生かしたやさしい甘さで美味しい」と好評のようです！

この店の栗蒸し羊羹の大きさは、他の店のものと比べると結構お得感があるように思います。ややしっとりした羊羹で、甘さはやさしく塩とのバランスもＧｏｏｄ！小豆の風味と栗の食感が感じられ嬉しくなってきます。また、小麦粉の粉っぽさも無く蒸し羊羹部分だけでも美味しく頂けます。栗蒸し羊羹の味わいをかみしめながらお茶でまったりいただきました。ご馳走様でした。

　　　　　　　栗蒸し羊羹670円（税込み）17,3cm×5cm×2,3cm：245g

ショーウィンドーに並べられた「山ゆり羊かん」。今回買いませんでしたが、ちょっと気になったので調べて見ました。

　　　　　　　　　　　　　　　　山ゆり羊かん　570円

東栄町の花である「やまゆりの根」を使用した特産品のようです。綺麗な翡翠色の羊かんで、ほんのり優しい甘さで美味しく、中にはユリ根が入っているので、食感も楽しめるようです。やっぱり気になりますねえ。次回訪れることがあれば是非ＧＥＴしてみたいです。

　若松屋製菓　

住所：愛知県北設楽郡東栄町大字下田字市場16-4

Tel：0536-76-0160

営業時間：7:00～19:00　

定休日：火曜日

駐車場：なし

おちょぼ稲荷！くさ餅　花菱草餅店（岐阜県海津市）

ドライブを兼ねて「おちょぼ稲荷」に行って来ました。

千代保稲荷神社（ちよぼいなりじんじゃ）は、岐阜県海津市にある稲荷神社です。京都の伏見稲荷、愛知の豊川稲荷とともに、日本三大稲荷の一つともいわれることもあるようです。地元では通称「おちょぼさん」として親しまれています。毎月月末の日の夜から翌日1日の明け方にかけ、夜通しで"月並祭"という縁日が開催されることでも有名です。朝方まで営業しているお店も多いようです。参道には、約110店が軒を連ねています。名物としては草餅、川魚料理（鰻・鯰・モロコ甘露煮・鮒味噌など）、串カツと土手煮、漬物等があります。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　なまず定食

和菓子好きな私としては、名物「草餅」を探しながらおちょぼさんの参道をブラブラ！！

この参道には、吉田屋、九洲屋、大福屋、花菱草餅店などの草餅を取り扱うお店があります。

目に付いたのは「天然よもぎ100％使用」の表示。花菱草餅店さん！「餅は餅屋」と言いますから、この店に寄ることにしました。

　 くさ餅（5個） 450円

少し小振りの草餅。本当の餅なので、かなり弾力のある餅に仕上がっています。練り込まれたヨモギの色からするとかなりしっかりと草の風味がするのかなと思いましたが、風味は程良いものにまとまっていました。中には粒あんがびっしり入っていますが、こちらは甘さ控え目で家庭で作ったような草餅の感じでした。でも、高速餅つきの中谷堂（奈良市）のような搗きたての柔らかな餅を食べたかったな。

　添加物なども入っていない餅のため翌日には硬くなってしまいますが、翌日には想像していたよりも柔らかく、そのままでも食べられました。家庭で作った餅は、翌日には硬くなってしまいますのでオーブンや電子レンジを使いますからね。他の店の草餅も食べてみたかったような？

花菱草餅店

住所：岐阜県海津市平田町三郷1193-5

Tel：0584-66-2685

交通手段

コミュニティバス千代保稲荷停留所より徒歩４分

営業時間：10:00～17:00

定休日：不定休

銀杏餅　松月堂（愛知県稲沢市祖父江町）

寒くなってきましたが、この時期は秋の味覚が嬉しいですね。その代表格は栗・柿・さつまなどですが、銀杏も今が時期ですね。

愛知県稲沢市にある日本有数の銀杏産地「祖父江町」には樹齢百年を超えるものを含め一万本ものイチョウがあります。秋になると町全体が金色に染まります。銀杏は生産量、品質ともに日本一の折り紙がつけられ全国的に広く知れわたっています。

そこで今回は銀杏を使った珍しい和菓子を提供している創業大正１１年の「松月堂」さんに立ち寄りました。名鉄尾西線森上駅前に３階建てで立派な建物がこの店なんです。

店内はとても綺麗で、和菓子だけではなく奥の方にケーキも置いてあり洋菓子も取り扱っていました。

お店では、バスからどどっと降りてきた観光客と出くわし買うのに少し手こずりましたよ。あはっ！

祖父江のイチョウにちなんだ和菓子「銀杏餅」と「ぎんなん春秋」と言う最中をＧｅｔさせて頂きました。イチョウサブレも好評のようでしたが今回はパスしました。何故って、いつも買いすぎてしまいますからグッと我慢しました。はい！

季節限定生菓子　銘菓銀杏餅（羽二重製ぎんなん入り）

　　　　　　　　　　　　　　　銀杏もち190 円（税込）48.7ｇ

　ふわっふわの羽二重餅を手にすると砕いた銀杏のツブツブが感じとれます。中にはこし餡が包まれています。銀杏が木から落ちた時には凄い臭いがしますが、洗って干せば臭いはしませんし、味も無く、モチモチ感が有るだけですよね。羽二重は、癖が無くとてもおいしく頂きました。

ぎんなん春秋135円（税込）24.2ｇ

「ぎんなん春秋」って、何だろうなと思いましたが、祖父江町の名産品「ぎんなん」の入った最中なんです。これが結構小振りな最中で包装がされているのではなく帯で巻かれていました。でも、湿気っているような感じもしませんでした。最中はつぶ餡に銀杏の細かくししたものが含まれています。銀杏の味は感じられなかったのですが、程良い粒餡の味で美味しく頂くことができました。一口サイズだから1個だととっても物足りないくらいだと思いますよ。

　松月堂（しょうげつどう）

住所：愛知県稲沢市祖父江町本甲神明前83-9

Tel：0587-97-0373 　

交通手段：森上駅から78m

営業時間：８時～２０時

定休日：火曜日（但し祭日は営業）

ホームページ：http://www.shogetsudo.com/freepage_2_1.html

薄皮まんじゅう　山本屋菓子舗（名古屋市）　

名古屋で「御園座」と言えば演劇・歌舞伎・コンサートの劇場で有名です。名古屋で薄皮饅頭と言えば、御園座からすぐ近くの「山本屋菓子舗」が人気のようです。研修で近くまで来ましたので、足を伸ばして行って来ました。

この辺りは地価が高いので建物が上に高いようです。この店も３階建てで、間口が狭く見落としそうですが、薄皮饅頭ののぼりで分かりました。

薄皮まんじゅうの他に豆大福・うきじま・かのこ・道明寺・せんりょうなどの和菓子が並べられています。

薄皮まんじゅうは、ごく薄い独特の半透明の皮、と言っても本当に皮が薄くかなり弾力のある生地で、餡子だけを食べているような。でもこの薄皮が餡子をより美味しくしていて、食感はプチットとかみごたえのある皮です。

薄皮まんじゅう（￥130）

一般に薄皮饅頭と言えば、黒糖皮や白い饅頭皮のものを想像しますが、この店の薄皮は澱粉だけで作ったような皮なんですよね。餡子は上品な甘さのつぶ餡で、小豆の風味と素朴な甘さで小豆の味が生きています。何とも言えぬ餡子です！Ｇｏｏｄ！

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　うきじま（￥150）

　うきじまは、一般的な浮島でなく、浮島の生地でつぶ餡を包んでいるんです。生地がパサパサしているのでお茶が欲しいですよね。全体的には、美味しい和菓子に仕上がっていました。

豆大福　（￥150）　

　大福？と言うと、ふつうのつぶ餡の大福でしたが、違和感が無く大福の柔らかさと程良い甘さの餡を堪能することができました。

　山本屋菓子舗　

住所：愛知県名古屋市中区栄1-11-25

Tel：052-231-1694

交通手段：伏見駅から272m

営業時間

[月～金]8:30～17:30 [土]8:30～16:00

定休日：日・祝

いちご大福？「いちごの雫」しず花（静岡県浜松市）

季節限定いちご大福が大人気のお店が浜松市舘山寺にあります。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　舘山寺パルパル

以前から情報を得ていましたが、今回、「いちごの雫」しず花は初来店になります。

店の前の通りはやや狭いのですが、店の前まで普通車で行けますし、道を挟んで店の左前方に未舗装の駐車場があり、１０台ほど車がおけます。

　平日の10時頃にお店に伺いましたが。先客が10人程いて店内は満杯状態。店員さんに注文を告げると、29番のナンバーを言い渡されました。注文をする人には、50個も注文をする人も！１０分程すると商品を受け取れました。今回は、とてもスムースに買えたようです。普段はなかなか手に入れることが難しいようなことも聞きました。予約も受け付けているようです。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　いちごの雫

フレッシュなイチゴを丸ごと薄い求肥の生地で覆った愛らしい和菓子です。普通のいちご大福と違って、羽二重が薄く、白あんが入っているのも分からないくらいでかなり少なめ。

食べると、いちごのみずみずしさが伝わり、いちごには薄く飴がコーティングされており、いちごの甘みをさらに引き立てているようです。求肥からはうっすらとイチゴの赤い色が透けて見え、とても繊細な作り。「いちご」をメインに食べる「いちご大福」という感じ。いちご狩りでいちごを食べるように、幾つでも食べられそうです。

『いちごの雫』は、２種類あり"初代「あきひめ」、二代目「きらぴか」があります。初代は200円、二代目は230円です！私的には、初代の「いちごの雫」がほんのり甘く、好みでしたね。

　それから、「いちごの雫」は、当日中にお召し上がりくださいとのこと。翌朝にはしなっとなってしまいます。

ちなみに京王線、上北沢にある静花（しずはな）にも季節限定の「いちごの雫」があり、大人気の様です。

　しず花（しずはな）　

住所：静岡県浜松市西区舘山寺町2335 1F

Tel:053-487-6256

交通手段：寸座駅から2,949m

営業時間：9:00～

定休日：月･火曜日

駐車場：有

あと引せんべい　あと引製菓（静岡県湖西市新居町）

静岡県湖西市近辺で美味しい和菓子がないものかと調べていると「あと引せんべい」なるものが有るようでした。早速来店することに！お店は新居関所跡の隣でこの周辺の建物自体も昔の街並みを再現したような造りになっています。この店も、昔ながらの雰囲気を醸し出しています。

購入したのはその名も「あと引煎餅」で、地元では結構有名なお菓子ってことでしした。

　　　煎餅は胡麻(四角)・海苔(長方形)・落花生(楕円形)・生姜(丸で穴開き)の4種類になっています。どれも硬くて素朴な甘さの中にそれぞれの風味が感じられるようになっています。

　　　　硬いまま食べてもいいんだけど口の中に少し入れたままにして置くと更に風味が増して美味しさがUPするように思います。

今ではスナック菓子が幅を利かせていますが、そんな物が無かった頃には素朴な「あと引せんべい」がその代表だったんでしょうね？　

あと引せんべいの由来は、昔時、新居宿で旅籠をしていた当家の隠居が火鉢で焼いた煎餅をたまたまお泊りした大名に差し上げたところ、ことのほか御意に叶い江戸でも口から口へ伝わり、ご隠居も面食らうほどの忙しさだったと言う話があるそうだ。伝承秘法の煎餅は今も昔の香りそのままに風雅な味を伝えています。　

　のり・ピーナッツが好みですかね。ショウガは食べなれていないこともあり最後まで・・・・。あはっつ！

水と小麦粉と砂糖をこねて伸ばしてたたんで焼いただけの本当に素朴な味だけど、今でもやっぱりやめられない。素朴な味が何とも言えない「あと引せんべい」でした。　

あと引製菓

住所：静岡県湖西市新居町新居1264-3

Tel：053-594-0127

交通手段：新居町駅から752m

営業時間：8:30～18:30

定休日：火曜日

いちご大福　御菓子司　福岡屋（愛知県豊田市保見）

豊田市保見の御菓子司　福岡屋さんは、明治35年から続く老舗店。

いちごが顔を出しているタイプの「イチゴ大福が絶品！」と、たいへん有名なお店です。いちご大福の販売時期にはお店が混んでいたり、完売ということもあるようなので予約をして出かけることに。今季の「いちご大福」は2018年5月末迄の販売を予定しているようです。駐車場は、店の右前方と店の裏手にあります。駐車場は広いですし、回転率も良いので駐車には困らないと思います。

休日の１１時頃でしたが人気店だけあって人がひっきりなしですね。行列になる一歩手前といった感じでした。

この店の人気商品「いちご大福」。　　　　　

いちごの甘酸っぱさと白餡の上品な甘味に、餅のもっちり感が口いっぱいに広がり美味しく頂きました。餡は白餡を羽二重餅の内側に塗ってあり、やや量的に多いかなと思ったのですが、甘さを抑えてあり苺の甘さを邪魔せず苺本来の甘味を引き立てています。

　　　　　　　　　　　いちご大福２１０円

　　　　　　　　　トマト大福１６０円

以前に他店のトマト大福を食しましたが、美味しくいただきました。ですので今回この店のトマト大福もGETしてみました！トマトの爽やかな、酸味と甘めの白餡がすごく合います。また、食べた後もすっきりしていて好印象でした。いちご大福に「勝るとも劣らず」。トマト大福が美味いって思った瞬間で皆さんにも知らせたいなって・・！

気になったのが冷凍庫内の冷凍みかん大福です。これも人気の一つのようです。「美味しい紀州のみかん」を丸ごと大福のなかに入れており、出来たての美味しさを逃がさないよう冷凍して販売しています。お餅が柔らかくなってきたころを目安に、中のみかんがシャーベット状でお召し上がり下さいとのこと。次回は、ＧＥＴしてみます。はい！！